循環器内科の受診をすすめる症状
循環器内科の受診をすすめる症状

高血圧は、自覚症状がほとんどないまま進行し、気づかぬうちに心臓や血管に負担をかけ続けます。放置すると、心筋梗塞・脳卒中・心不全・腎障害などの重大な合併症を引き起こすおそれがあります。
日頃から頭痛や肩こり、耳鳴り、動悸を感じる方は、一度血圧を測定してみましょう。
高血圧症(本態性高血圧、二次性高血圧など)、一時的な血圧上昇(ストレス、緊張、痛み、カフェイン摂取などによる)
胸の痛みや圧迫感、絞扼感は、「狭心症」や「心筋梗塞」などの心臓病の代表的な症状です。特に、胸の中央から左側にかけて重く締めつけられるような痛みがあり、数分~十数分続く場合は注意が必要です。運動や階段の上り下り、寒い場所などで症状が出ることもあります。
また、胃の不調や肋間神経痛と区別がつきにくいこともありますが、「階段や坂道で症状が強くなる」「痛みが続く」「冷や汗が出る」「肩や腕、あごに痛みが広がる」などの症状を伴う場合は、心臓が原因の可能性が高く、早期の受診が必要です。
狭心症、心筋梗塞、逆流性食道炎、自然気胸、胸痛喘息、肋間神経痛など
動悸や脈の乱れ、脈飛びは、心臓のリズムが乱れる「不整脈」の可能性があります。不整脈には、命に関わる重いタイプから、軽度で経過観察が中心となるものまで様々です。
「急にドキドキする」「脈が飛ぶように感じる」「息切れを伴う」「気が遠くなる」などの症状がある場合、心房細動や心室性期外収縮などの不整脈が関係しているかもしれません。
不整脈は脳梗塞や心不全の原因になることもあるため、早めの検査で原因を特定することが大切です。当院では標準心電図やホルター心電図(24時間心電図)、心エコー図検査による精密検査を行っています。
不整脈(心房細動、上室性頻拍、期外収縮など)、肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)、貧血、甲状腺機能亢進症 (Basedow病など)など
息切れや呼吸困難は、心臓のポンプ機能の低下による「心不全」の初期症状であることがあります。軽い運動や階段の上り下りで息が上がる、横になると苦しくて眠れない、体重が急に増えるといった場合は注意が必要です。
心臓が十分に血液を送り出せない状態が続くと、肺や全身に水分がたまり、むくみや息苦しさが悪化します。
狭心症、心不全、不整脈、喘息、甲状腺機能異常、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など
足のむくみは、静脈の血流が滞る「下肢静脈瘤」や、心臓のポンプ機能が低下する「心不全」のサインであることがあります。夕方になると足首やふくらはぎが重く感じる、靴下の跡がなかなか消えないといった症状が続く場合は注意が必要です。
また、「歩くとふくらはぎが痛くなるが、休むと治る」という症状は、動脈硬化によって血流が悪くなる「閉塞性動脈硬化症」が疑われます。放置すると歩行障害や壊疽を引き起こすこともあるため、早期の診断・治療が大切です。
心不全、腎臓病、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、甲状腺機能低下症など
足のしびれも、血管のトラブルが関係している場合があります。動脈硬化による血流障害のほか、糖尿病性神経障害や腰椎疾患など、循環器疾患と関連することもあります。
しびれが左右どちらかだけに出る、冷たさを感じる、色が変わるなどの変化がある場合は、血管の病気が進行している可能性があります。
循環器内科では血流検査やABI(足関節上腕血圧比)などを用いて、血管の状態を詳しく確認します。
閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)、糖尿病性末梢神経障害、腰部脊柱管狭窄症など
めまいや失神は、脳への血流が一時的に減少することで起こる場合があります。血圧の急変や不整脈、心臓弁膜症などの循環器疾患が原因であることも少なくありません。
特に、突然意識を失う、長く続く動悸を伴う、胸痛を伴う場合は、命に関わる不整脈が隠れている可能性もあります。
単なる立ちくらみと思わず、循環器内科で心電図や血圧変動のチェックを受けてみましょう。
不整脈(徐脈性不整脈、心室頻拍、心室細動など)、心臓弁膜症、血管迷走神経反射性失神、貧血、一過性脳虚血発作など
一見関係がなさそうに思える背中や腰の痛みも、実は循環器の病気が関係していることがあります。特に「大動脈解離」や「大動脈瘤破裂」などでは、背中や肩甲骨の奥に強い痛みを感じることがあります。これらは緊急を要する疾患であり、早急な診断・治療が必要です。
また、心臓の病気による痛みが背中や腰に放散することもあるため、持続的な痛みや息苦しさを伴う場合は、整形外科だけでなく循環器内科の受診も検討してください。
急性大動脈解離、心筋梗塞、急性膵炎、急性腰椎症、腎・尿管結石など
気になる症状や診断を受けた方は、ぜひ当院にご相談ください。
心臓や血管の中を流れる血液が作り出す異常な音のことです。正常な心臓の音(ドクドク)以外に、「シュー」や「ザー」といった音が聞こえる状態を指します。心雑音は多くの場合、自覚症状がないこともありますが、心臓の弁の異常や血流の乱れなどを示すサインである場合があります。当院では、心雑音が指摘された場合には、心エコー図検査などを行い、早期発見・適切な管理に努めています。
心臓弁膜症(狭窄症、閉鎖不全症)、先天性心疾患(心房中隔欠損症や心室中隔欠損症など)、心臓の筋肉や心室の機能異常
首の動脈(頸動脈)の中を流れる血液が作り出す異常な音のことです。これは、血管の内側が狭くなっていたり、血流が乱れていたりする場合に生じることがあります。
頸動脈雑音は自覚症状がないことも多いですが、動脈硬化や心血管疾患のリスクを示すサインである場合があります。エコー検査などで血管の状態を確認し、早期発見や適切な管理につなげることができます。
アテローム性動脈硬化、大動脈炎症候群(高安動脈炎など)など
多くの場合は問題のない軽度の変化ですが、不整脈や心筋のトラブル、心臓の機能低下などのサインである場合もあります。当院では、必要に応じて心エコー図検査などを行い、安心して生活できるよう評価・管理を行います。
期外収縮(上室、心室期外収縮など)、心房細動、ブルガダ症候群、WPW症候群、肥大型心筋症など
心臓や肺、血管の影響による変化が考えられます。心臓弁膜症や心不全、肺炎、肺気腫などの病気を早期に発見し、必要に応じて精密検査につなげることが可能です。
心臓弁膜症、心不全、大動脈解離・瘤、肺炎、肺気腫など
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